言語技術改善

近日に控えた学会用の報告内容について発表して議論するミーティングをやったんですけど、目的・やったこと・結果・評価・分析・考察・結論が一貫していないことを度々指摘されて、これはこの先修士としてやっていく上で、さらにその先エンジニアをやっていく上でも、自分が非常にまずい状態にあることを自覚しました。これは、というかここから先の記事は間違いなく自分の中で黒扱いになる記事になるのでしょうが、自分の短所を自己批判することはもはや避けられないように感じます。

自分の弱点は言語技術にあると思います。一つは説明に際して適切な表現を選択する能力、もう一つは議論でまとまった意見を述べる能力です。

説明に際して適切な表現を選択する能力
私は文章を綺麗に整えるために、具体的な説明に対応するキーワードを持って来たがる癖があります。それは、最近読んだ本や他人の発言の中から自分も使いたいと思う単語を強く意識しているからだと思います。大抵の場合では、結局自分にしか分からない言葉の並べ方になってしまって、本当に説明したかった事柄が相手に伝わらない問題がしばしば起こっていたと認識しています。例えば、私のTwitterから長文ツイートを適当に拾い出して、「あれは○○や△△といった〜」みたいに熟語が並んでいるとしたら、恐らく一方か両方が不自然な語用になっていることでしょう。不自然ということはそこで何らかの情報が欠けているということですから、多少冗長だったりバランスが悪かったりしても、きちんと説明を行うことを心掛けるべきということがわかります。

議論でまとまった意見を述べる能力
私は発言の語尾が「〜なので」になることが非常に多いです。感覚としては、英語のbecause従属節を日本語化しているのと同じだと思います。「これはこれはこうなんです。これこれこうだからなので。」これを発言する本人は、文全体として意味が通っていると思い込んでいるから、こうなってしまうんですね。でも、話を聞いている立場からすると、やはり最後は「〜です、〜ます」で終わるべきなんですよね。だから、一度の発言では最初に自分の意見を短い表現でスパっと言い切って、その根拠を述べたのちに、もう一度「だからこうなんですよね」と締めれば相手も落ち着くわけです。

ここまで言ってきた自分の傾向をまとめると、とりあえず自分が理解できていればそれでいい、きっと相手にも伝わっているだろうという態度がまま見られるので、そこから改善していく必要があります。