反データベース(anti-database)研究

 煽るようなタイトルにしないと誰も読んでくれないのではないかと不安になったので題名をこのようにしました。
 来週の研究室紹介がテーマのLT大会(https://shizunilt.doorkeeper.jp/events/26704)はすでに10名超の発表希望が来ていまして、手応えを感じているところです。ただ、研究室所属者がそもそも少ないという問題がありますので、元々予定していたボードゲームの発表を中止して横山研究室(http://lab.yokoyama.ac)について発表しようかなと。
 大雑把に言えばデータベースの研究室ですが、近年の傾向としては、ソーシャルメディアに投稿された大量の位置情報付き画像や文章をデータベース処理して、観光や情報検索に役立てよう、というものだと思っています。
 自分の研究はそういう意味で一番横山研らしくないと思っています。今年3月に参加したDEIM(データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム)という学会には300超の発表が行われましたが、基礎研究から応用研究から実に様々で、自分は応用の側かなと。そういった時の方向性って何が考えられるのかなと。
 ひとつは純粋にデータベースの特性を正の方向に伸ばしてやるような使い方ですよね。いかに目的に沿った個々のデータを見つけ出すか。そこにデータマイニング機械学習のような手法が入ってくる。
 それとは逆の負の方向もあると思っていて、およそデータベースらしからぬ使い方をしながら何かを達し得ないか?自分の興味はそこに集約されるわけです。そんな研究でもできるんだよ、みたいな話をしようと思っています。