日記

 日記をタイトルにすればなんでも書けるので精神的に楽。今日は咳がひどかった。ここまで長引くとは。

2コマ「地理情報科学特論」担当:岩崎一孝

 岩崎研の院生っぽい人が葛飾北斎の生涯について発表していて、富士山を描く動機についてツッコみたかったが、その余裕は与えられなかった。声もうまく出なかったしやめておいた。

4コマ「言語理論特論」担当:近藤真

 疑問詞の長距離移動学説が出る以前の「島の効果」と「下接触(subjecency)」を学んだ。ときどきCP(補文標識の節)やTP(時制の節)が何を指すのか分からなくなる。宿題も溜まってる。なにより観察的事実に基づいて理論構築する感覚に慣れきってない。慣れなきゃ。

5コマ「グローバル・コミュニケーション特論」担当:岡田泰平

 平林久和赤尾晃一著『ゲームの大學』を輪読。みんな「え、これどう進むの」って感じだったかもしれない。ボクも軽いゼミの気分で喋ってたけど、正直おどおどしていたし、次回はこれで堪るかよという気分になった。岡田先生も半分専門外の話で議論を膨らませようとするのだからすごいというか、申し訳ない。

ゲームの大学 (じゅげむBOOKS)

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その他

 ガバ研でゆとり論を話していたのもあって、ガバ研に置いてあった『ゆとり京大生の大学論―教員のホンネ、学生のギモン』を読んでいた。京大の総合人間学部の「改革」を受けて混乱したゆとり世代の学生が大学について真剣に議論している本で、たぶん世代はほとんど一緒。

ゆとり京大生の大学論―教員のホンネ、学生のギモン

ゆとり京大生の大学論―教員のホンネ、学生のギモン

 そういえば、来年度情報学部に新設される学科についてTwitterのタイムラインであれこれ言われてるのを思い出した。所詮Twitterはお喋りの延長みたいなところがあるので、不満が噴出してもリアルへの運動の胎動とはならない。もちろん、「大学の改革をするのに、学生の意見を聞かないのはなぜ?」という非現場主義的なものに対する京大生著者たちの憤慨は非常に共感するものがある。それでも、本にまで仕上げるエネルギーにはお手上げだと思った。情報学部の学生は、言い逃れができないほどにリアルに対して脆弱なのだ。
 つらい自己批判になってしまった。あとはガバ研での宿題にして寝るとします。